サードロック・エピソードメモ（0101）：yf blog：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

サードロック・エピソードメモ（0101）　[3rd Rock 雑記] [編集]

『サード・ロック・フロム・ザ・サン』ランダムエピソードメモ

"Brains and Eggs"(シーズン1、エピソード1)

・北米版DVDにおいて、このエピソードは3つのバージョンが存在する。
1. アンカー・ベイ（以下ABと表記）ベスト収録版（ノーカット、良画質）
2. ミル・クリーク（以下MCと表記）シーズン1＆コンプリート収録版（ノーカット、低画質）
3. AB シーズン1収録版（カットあり、良画質）
「3」のカットはオリジナルでなくシンジケート版を収録したことによるもの。シーズン2も同様の収録形式で、当然ながら購入者の大変な不評を買い、シーズン3からはノーカットのNBC版を収録することになった。
MC版はそのシーズン1・2も含めて全話をノーカット収録してはいるものの、コストを抑えるためか少ないディスクに多くのエピソードを圧縮して詰め込んでおり、画質は残念なものとなっている（予告など、特典の一部は未収録で、ブックレットも付属しない。パッケージも非常に簡素）。
なおドイツ版、イギリス版は最初からノーカット収録でリリースされている。

・シンジケート版では全体的に場面遷移がはやいほか、メアリーとディックの最初のシーンやパーティーのバスルームにおける会話の一部などがカットされている（ひどい）。

・使用曲
冒頭付近のカーラジオ　キングスメン - ルイ・ルイ
エンディングのカーラジオ　ジェームス・テイラー - Secret O' Life

・AB版シーズン1のDVDにはDVD-ROMコンテンツとしてこのエピソードの台本がpdfファイルで収録されている。ただし画質はあまり良くない。MC版には未収録。

・ドクター・メアリー・オーブライトを演じる人が紆余曲折の末ジェーン・カーティン様になってほんとうに良かった。*1

・ここではメアリーの論文をげらげらと笑っているディック、でもシーズン3"Stuck with Dick"ではちょっと良いところも見せる。

・机の配置など、メアリーとディックの部屋のようすがその後のエピソードとはだいぶ異なっている。

・"Rub it. Maybe it'll go away." - Mary Albright

・フレンチ・スチュワート（ハリー）とクリステン・ジョンストン（サリー）の二人は最初からすっかり出来上がっていて、最後までほとんどぶれていないように思う。演技もキャラクターも。

・ジョセフ・ゴードン・レヴィット（トミー）がおさない。でも中身はディックより年上、という主張は信じられる雰囲気がある。ボブカットが似合っていて可愛い。

・リスゴー親子（ジョン・リスゴー＆イアン・リスゴー）の共演については、私はあまりうれしく思っていない少数派の一人。

・サードロックの少し前にジェーンがゲスト出演した『Dave's World』には、ミセス・ドゥブチェクを演じるエルマリー・ウェンデルの娘、J.C.ウェンデルがレギュラー出演していた。ただしジェーンはハリー・アンダーソン＆ディレーン・マシューズとの絡みのみで、J.C.との共演シーンはなかった。

3rd Rock From the Sun: Best Episodes in the Univ [DVD] [Import]

出版社/メーカー: Starz / Anchor Bay
メディア: DVD

*1
パイロットの撮影において、当初ディックの相手役はジェーンではない別の女優さんが演じていた（他に女優Bも制作会社が推す候補の一人であった、とBと不仲の女優S（サードロックとは無関係）がなぜかわざわざ自叙伝で明かしている）。しかし彼女では「弱すぎる」と判断したターナー夫妻（プロデューサーのボニー・ターナー＆テリー・ターナー、のちにアシュトン・カッチャーとミラ・クニスの出世作『ザット'70sショー』もプロデュース）は、『サタデー・ナイト・ライブ』と映画『コーンヘッズ』で縁のあったジェーンに出演を打診。ジェーンは、「ターナー夫妻と仕事はしたい、けれども家族と長期間離れての撮影は…」と悩みながらも、「7話だけ」という条件（この7という数字に特に意味はなかったとジェーンはのちに語っている）で助っ人として参加することになった。既に雰囲気の出来上がっていた撮影現場に、シンビ・カーリ（ニーナ役）と二人で途中から加わったジェーンは「転校生のような気分だった」とのこと。ほどなく皆に溶け込みすっかり撮影が楽しくなったジェーンは、その「7話」が終わりに近づいた頃に自ら続投を申し出、最終話までの全6シーズン・130話以上のほとんどのエピソードに出演して、ディック・ソロモンらエイリアン一家に翻弄される人類学者ドクター・オーブライトをパワフルかつチャーミングに演じた。